野球日本代表・侍ジャパンが大会連覇に挑む第6回WBCが3月に開幕する。前回の2023年大会とは異なり、試合の模様は大手動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」で独占放送される。
従来の地上波テレビの放送がなくなったことに批判も上がる一方、現役選手の〝生声〟は――。
前回大会の決勝はテレビ朝日系列で放送され、関東地区の平均世帯視聴率が「42・4%」。
瞬間最高視聴率は大谷がトラウトを空振り三振に仕留めて優勝を決めた瞬間で、驚異の「46・0%」を記録した(いずれもビデオリサーチ調べ)。
劇的な世界一奪還は社会現象も巻き起こしたが、今回は有料登録が必要でテレビをつけて何となく視聴する「ライト層」を取りこぼす可能性も指摘されている。
それにより、特に若年層が野球に興味を持つ機会が失われることも考えられ、ネトフリの参入を快く思わない関係者は少なくない。こうした中、見られる側のプロ野球選手はどう思っているのか。
現役の主力選手の一人は「ネットフリックスは今の時代、誰もが知っているようなコンテンツですから、そこで配信されるということで(野球の)注目度も上がってるのかなと思う」と話す。
「地面師たち」や「全裸監督」など数々のヒット作品を生み出してきただけに、野球とのタッグは話題性としても新鮮だという。
また、NPBの試合自体も地上波放送が減少しており「こういうところで放送してくれるっていうのは、いいことだと思います」と歓迎した。
ネトフリは海外の試合も容易に視聴できる点や、国内の地域による〝放送格差〟が生じにくい利点も挙げられる。
別の選手は「若い人たちの間では、動画配信サービスもテレビを見るのと同じような感覚で、もう当たり前になってきてると思うんですね。子供たちでも(WBCを)気軽に見られなくなるとは思わないかな」と語る。
「確かに有料コンテンツですけど、その分しっかり見てもらえるのではないか」と前向きに捉える見方も示された。
もちろん、球界を発展させるためには、裾野を広げる必要がある。
「日本の場合、野球ファンは増えているけど競技者人口は減っているという課題がある。僕の考えでは野球の普及が一番大事」と指摘した選手は「WBCで活躍する選手を見て、将来性のある日本の子供たちが野球をしてくれたら一番いい」と放送の意義を強調した。
マニア層に支えられる狭く深い人気にとどまるのか、それとも新時代の視聴者を巻き込む祭典となるのか。
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Source: ファイターズ王国@日ハムまとめブログ


